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◇美味しん坊いさざ

必ず酸素を入れた袋で生きたまま入荷

白魚とイサザ


初春の贈り物、イサザ料理とはなに?

穴水での漁
市場で販売しているイサザ 能登でのイサザ漁
春一番が吹く頃、能登は穴水より春の使者「イサザ漁」の便りがとどきます。
このイサザ、スベリの別名も有り昔ながらの「ほうちょう」と呼ぶ四手網でとる姿が見られます。
イサザは、3月1日より漁が始まり、四月中ごろ手取川(美川町)にて漁が最盛期となります。美川では、固定式の網は使わず移動式で現在5~6人が許可をもらって漁をしています。
つまり1ヶ月以上を掛けて、穴水から美川まで能登半島を一周してくるわけです。
     (私の田舎は美川なので、どうしてもひいきになりますのであしからず。)

■ 踊り食い
成長しても6cm位の骨まで見える透き通った小魚で二杯酢などで食べる「踊りぐい」が有名です。
       自分は、喉を通らなくて、噛んでしまわないとダメです。 (*_*) 
                   喉越しがイイといいますが、可哀想でネ。
踊り食い?
  ┗(`o´)┓ウッ ┏(`○´)┛ハッ ┏(`o´)┓ウッ ┗(`O´)┛ホホッ 

     それは、盆踊り!  間違えチャ~  ダメ! ダメ!
玉子とじでも美味しいのですが、死後は急速に鮮度が落ちるので、酸素の入った袋入りの活魚を買うのがコツで、穴水では町が音頭をとった「穴水イサザ祭り」か゛ 3/20から4/11まで行われ町中で「イサザ料理」が食べられ、美川でも昔より、イサザ料理一式を食べさせてくれる料理屋が何件もあります。

 <イサザの卵とじ> 4人前

     ①イサザ200g
     ② 玉子4ケ 
     ③酒カップ1/3 みりん 大さじ2  薄口醤油 小さじ2
 
  鍋に③を入れ、煮立つたらイサザをいれる。
  火を弱め卵を流し込み、八分どうり火を通したらOK
  火を入れすぎないのがコツ

         _ρ(^^ )ノ   サァドーゾ!!
かっては、生きたまま運ぶとゆう発想がなく、地元美川でしか食べることの出来ない隠れた料理であった  \(◎o◎)/  のを、35年前、私の父親が美川の出身であったため、この料理を何とか金沢の料理屋で出して貰いたいと、活魚車で初めて生きたまま運び金沢に紹介をしました。
これは、滅茶苦茶に売れたそうです。
これは白魚だが白魚料理も
イサザ料理も料理法は同じ
まだまだ高価なので木箱で
販売して高級感を出している
白魚は、死んでいても高いが
イサザは価値がない

これだけなら自分は今ごろオボッチャマでいられた訳ですが、人生万事、塞翁が馬!
  (だんだん道徳臭くなってきたゾ )

酸素を入れた袋で、もっと需要規模の大きい一般市場(しじょう)にだすという事に気が付かず、市場の独占の夢は消えてしまいました。
   (外天は夢か・・・・と、いうところでしょうか。)

もつとも、美川産が出る時は、1ヵ月以上前に穴水産が十分に出てしまった後になるので、穴水の人(市場の人?)が一番有利だった理由です。
  (キャピタルゲインのイサザ版ですネ   チョット違うか・・・)
    (穴水から運ぶという発想が親父にあればネ~)

吸い物にも使います。
白魚を串に刺して
軽く干して、前菜に使います。

■ 白魚はどっち?
よく似た魚に「白魚」(しらうお)があります。
見た目は、まつたく変わらなく、白魚(しらうお)の頭には葵の御紋によく似た模様がある。そのため、江戸時代から将軍家の魚として珍重された。
イサザは、生きていないと商品価値はゼロに対して、白魚(しらうお)は死んでいても料理には使います。
若干、イサザの方がいたみ易いのが一因だと思います。
日本全国では、白魚の方がメジャーですが!

東京の(イヤ 江戸の)佃島で白魚(しらうお)はよく捕れ、あまり捕れるため佃煮にもしていました。
今は環境汚染のため捕れませんが、今でも名産品です。
  (ココの所は、金沢でも似たり寄ったりです。いずれ書くこともあると思います。)


学名でいうと、しらうお科 シラウオと発音
イサザを漢字で書くと白魚、ハゼ科 シロウオと発音

      (ヤヤコシイでしょう)

江戸の頃の白魚漁は、旧暦11月から3月までが佃島あたりの解禁で佃島の漁師以外に捕らせず、そのかわり、白魚の頭が葵の御紋に似ている所から、将軍家に献上させた。
真夜中、白魚船にかがり火をたいて四手網ですくっていた。それをコタツの入った屋形船で捕れたての白魚をチリ鍋にして、一杯やっていたようだ。

       EEね!EEね!  グー! (^O^)g

   調べました! 調べました! 私、調べました。
   そんな雰囲気の残っている所はないかと・・・・・   インターネットはエライ!  d(^-^)ネ!

  仙台は、松島で   「漁火ナイト、カヌーツーリング」  ~白魚の漁火と早春の味を楽しむ~

夜の海に明滅する白魚漁の漁火を眺めながら、穫れたばかりの白魚料理を召し上がっていただきます。
翌朝、夜明けの海に白魚の刺網をあげるところを見学したのち、観光船では見られない曙の松島の絶景を楽しみます。

時間とお金のある人は是非行って、ぼくにレポートを提出して下さい。

    3月は、毎土、日曜日、やっているそうです。
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